PRODUCT

取り扱い製品詳細

地下空洞調査用3DスキャナーC-ALS

ボーリング孔から、地下空洞を3Dで可視化

C-ALSは、外径50mmのプローブを地中孔へ挿入し、空洞内部の形状・位置・深さを3D点群として記録するレーザースキャナーです。防空壕跡、旧坑道、地下水路、道路下空洞など、立ち入りが難しい空間の状況把握を支援します。

 
主な導入シーン
  • ◆ 下水管破損に伴う道路下空洞
  • ◆ 防空壕跡
  • ◆ 漏水による空洞
  • ◆ 地下水路、地下通路 など

参考レンタル価格

5日間 1,000,000円(税込)

※長期・条件別は個別見積もりとなります。

空洞調査・道路陥没対策が抱える課題

①見えない地下リスクの正確な評価

地上からは状況がわからない防空壕跡や炭鉱跡、漏水による空洞などの正確な形状やリスクを計算・評価する必要があります。

②対策工事における土量計算と予算最適化

空洞の正確な体積が不明なままでは対策コストが膨らむため、埋め戻しの土量計算など施工に関する前情報を正確に得る必要があります。

③複雑な地下構造の広範囲な把握

調査孔が限られる中、一箇所からいかに広範囲の空洞空間を把握できるかが、効率的かつ安全な調査の鍵となります。

導入によって期待される効果

リスクの計算・評価

空洞の形状や体積を正確に把握することによって、崩落や陥没のリスクを詳細に計算・評価できます。

施工前情報の取得と予算の最適化

取得したデータから埋め戻しの土量計算など施工に関する前情報を得ることで、無駄な予算を抑えた対策が可能になります。

主な導入・調査事例

事例1:下水管破損に伴う道路下空洞
概要
都市部の幹線道路で、老朽化した下水管接合部からの土砂吸い出しが原因とみられる大規模空洞の疑いが発生。アスファルト直下の「薄皮崩落」リスクを可視化しました。
C-ALS導入結果
ピンポイント削孔1本から調査を実施。空洞が道路の歩道側へと大きく這うように侵食し、舗装直前まで迫っている危機的形状を可視化しました。
対策成果
点群データから導き出した精密な空洞容積(24.5㎥)に基づき、必要最小限かつ確実な量の流動化処理土を一度で均一に注入完了。無駄な予算を抑え道路崩落を未然に防止しました。
道路下空洞をC-ALSで計測した点群データの3D表示。空洞の広がりと舗装面までの距離が確認できる
道路下空洞の解析例:点群を3D表示し、空洞の広がりや深度、周辺構造との位置関係を視覚的に確認できます。
事例2:旧炭鉱・亜炭鉱跡の崩落調査
旧炭鉱の坑道跡をC-ALSで計測した点群データ。閉塞区間と未崩落の残存空洞の広がりが確認できる
旧坑道の解析例:閉塞区間と残存空洞の境界を3Dデータで仕分けできます。
概要
旧炭鉱や亜炭鉱の網の目のような坑道跡が道路下に残るエリアにおいて、坑道の経年崩壊が道路面を陥落させる危険が常在していました(歴史的鉱山跡の道路直下リスク評価)。
C-ALSの価値
過去の崩落で土砂がすでに埋まっている閉塞区間と、いまだ未崩落で大規模な「危険空洞」として残存している区間の境界線を3Dデータで明確に仕分けしました。
対策成果
空洞の天井形状や地表との距離をミリ単位で解析し、最も陥没危険度の高かった空間へのピンポイント充填を実施することで、全体の対策コストを数千万円規模で削減しました。複雑な地下空間を点群として記録し、形状把握や埋め戻し計画の検討資料に活用できます。

C-ALSと従来技術を比較してみた

従来技術(スチールカメラ撮影)
1
従来方法(スチールカメラ撮影):深度を変えながら複数回撮影する様子

深度を変え複数回撮影

2
従来方法(スチールカメラ撮影):スチールカメラで撮影した孔内の映像

スチールカメラによる映像撮影

従来技術は…

  • 時間がかかる
  • 位置情報がない
  • 計測範囲が限られる
  • データの解析が必要なため現場でのデータ処理作業が限られている
所要時間4.5〜5時間
C-ALS(レーザースキャナー)
1
C-ALS:空洞孔にプローブを挿入して計測を開始する様子

空洞孔にC-ALSを挿入するだけ

2
C-ALS:計測データを3Dモデル化した点群データの表示画面

計測データは3Dモデル化

C-ALSなら!

  • 短時間・簡単
  • 位置情報も計測可能
  • 計測範囲が広い
  • データ解析が自動で行われるためその場でデータ処理が可能
所要時間2時間

C-ALSが実現する空洞調査機能

C-ALSによる地下空洞調査の概要図

狭小孔からの広範囲スキャン

スキャナー径が50mmのため、φ66mmのボーリング孔に挿入が可能です(調査現場での主流ボーリング孔はφ66mm、86mm、116mmの3種類です)。レーザー最大半径150mの性能により、一孔から広範囲の空洞をスキャン可能です。

カメラによる孔内状況の即時把握

プローブ先端部に孔内モニター用カメラが搭載されているため、障害物や水を即時に把握しながら調査を進めることが可能です。

関連機器との横断的な提案によるシナジー

KGSでは、漏水調査、配筋調査、地中調査、空洞調査向けの多彩な製品カテゴリを展開しています。C-ALSとこれらの製品カテゴリはすべて親和性が高いと考えており、横断的に提案・活用することで、関係各社とのビジネスマッチやより総合的なインフラ調査を可能にします。

C-ALSの概要と主要スペック

レーザークラス1 アイセーフ・レーザー(FDA/IEC)
測定距離150m
※反射率が悪い環境では、奥行きがあっても測定可能距離が縮まる場合があります。
測定精度5cm
分解能1cm
スキャン速度最大60°/秒
プローブ外径50mm
データスキャン速度250点/秒
センサー
(光電子エンコーダー内蔵)
垂直スキャン範囲:-90°〜+90°
水平スキャン範囲:0〜360°
角度精度:0.2°
角度分解能:0.1°
環境耐水・耐塵性:IP67
動作温度:-10°〜+60°
電源DC 12V
重量5.9kg(基本プローブ)
寸法50mm(D) × 200cm(延長プローブ付き)
その他ケーブル長:55m(先端部に孔内モニター用カメラを内蔵)
挿入ロッド長:50m

出力形式

  • LAS Points
  • ASCⅡ Points(txt)
  • Custom ASCⅡ Points(txt)
  • DXF Points(dxf/CADへ出力)
  • MineSight Points(srv)
  • Surpac Points(str)
  • WaveFront OBJ Points(obj)
  • VoidWorks Points(asc)
  • CASS Points(cass)

よくあるご質問

体積を算出することはできますか?
計測したデータを専用ソフト上の機能を用いて体積計算を自動的に行うことが可能です。
ただし、ソフトで計算される体積はおおよその目安です。
正確な体積計算を行う場合は、点群データのエクスポートが可能なので、汎用CADにて編集してください。
レーザーの照射距離を教えてください
本機のレーザー最大測定距離は最大150mですが、以下のような測定環境によっては変動します。
・ほこりが多い
・湿気があり、光りやすい
・石炭のような黒色で光を吸収する表面

又、空洞に曲がりがあったり、挿入時にセンサーのスキャンを妨げるような障害物が存在するなどした場合レーザーが届かない場合がございますのでご注意ください。
スキャン時に必要な空洞の大きさを教えてください
プローブは外径が50mmのため、プローブが通る穴はφ50以上必要となります。
又、スキャンはセンサー先端約250mmが90°折れた状態で、360°水平に回るためφ500ほどの空間が必要となります。
水中でも調査可能でしょうか?
IP67の防水性を有しますが、水中に入れることはできません。
そのため、地下水孔では適用できませんのでご注意ください。
挿入深度は何mまで対応できますか?
最大深度は55mです。
※標準構成品に55mのケーブルが含まれております。
空洞までのおおよその深度は事前にお伝えください。

レンタル・調査のご相談

C-ALSのレンタル、現場条件に応じた調査方法のご相談、お見積りを承っています。対象構造物、想定される空洞までの深度、ボーリング孔径をあわせてお知らせいただくとご案内がスムーズです。

※記載の仕様は改良のため予告なく変更される場合があります。
※測定距離・精度は現場条件により変動します。記載値を保証するものではありません。
※参考レンタル価格は目安です。期間・構成・輸送条件により変動しますので、個別にお見積りいたします。

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