ADSPIRE01(アドスパイア・ゼロワン)

時間分解能が向上し、さらに鮮明な波形へと進化
日本製で壊れにくく、軽量コンパクトで、操作性の良い大好評のハンディサーチNJJ-200(K)が低ノイズ、高分解能に生まれ変わります。
ADSPIREとは
日本で数少ないレーダー技術者とそれに関連する技術者たちがタッグを組み、経験に裏打ちされた高いレーダー技術力と、最先端ディジタル信号処理を組み合わせた、世界の頂点を目指す最先端技術の名称です。
主な導入シーン
- ◆ 橋梁の点検
- ◆ トンネルの保守
- ◆ 建築現場での検査
- ◆ アンカー施工前の鉄筋位置確認
- ◆ コア抜き前の内部確認
- ◆ 外壁・天井・床面の空洞・ジャンカ検出
- ◆ トンネルや橋梁の定期点検
- ◆ 学校・病院など公共施設の保全調査
導入のメリット
時間分解能が向上し、さらに鮮明な波形へと進化

時間分解能が向上したことで、鉄筋があると思われる箇所に右振れが確認でき、ここに鉄筋があると断言できるようになりました。
NJJ-200Kシリーズの特長そのままに

世界初!3WAYモードであらゆる環境に適応。
ハンドルを外すことで、高さ73mmのスペースも探査ができます。
約2mの延長棒を取り付けることで天井、梁、長距離の床面探査が楽になります。
世界最小・最軽量のコンパクトボディ
業界最小、最軽量。約1㎏のコンパクトボディにより、作業車の肉体的負担を大幅に軽減します。
世界初!ディスプレイにスマートフォン採用
スマートフォンをディスプレイに採用することにより、スマートフォンの入れ替えのみで、常に最新のCPUをお使いいただくことが可能になります。
国土交通省の「点検支援技術性能カタログ」に掲載

点検支援技術性能カタログとは
点検支援技術性能カタログは、道路法及び省令に定める定期点検要領の中で、従来技術では対応できない箇所や、人員・予算不足により従来の方法が実施できない場合の対策として、国土交通省が主体となり取りまとめた技術集です。
画像計測技術(橋梁)(トンネル)、非破壊検査技術(橋梁)(トンネル)、計測・モニタリング技術(橋梁)(トンネル)、データ収集・通信技術、路面性状診断(舗装) の8分野で構成されています。
電磁波レーダー(iRadar ADSPIRE01)を用いた支援技術
iRadar(電磁波レーダー)を用いて、トンネルの覆工の巻き厚不足や橋梁のコンクリート内部の浮き等を検出する技術です。
TN020022-V0024
電磁波レーダー(iRadar ADSPIRE01)を覆工探査支援技術
BR020034-V0024
電磁波レーダー(iRadar ADSPIRE01)を橋梁の点検支援技術
NETIS(新技術情報提供システム)に登録

NETIS(新技術情報提供システム)とは
NETISは、国土交通省が運用する新技術の情報を登録・公開するシステムです。建設現場で使われる新工法や資機材、ICT技術などを広く共有することで、公共工事における品質向上、コスト削減、作業効率の向上を目的としています。登録技術は活用実績や評価も蓄積され、発注者や施工者の技術選定に役立ちます。
電磁波レーダー(iRadar ADSPIRE01)を用いた新技術
iRadarを用いてコンクリート内部の変状(浮きや空洞など)を検出する技術で、従来は電磁波レーダーによる検出が難しく、主に打音点検などで対応していました。本技術では、ディジタル信号処理によりフィルタ特性を調整することで変状の検出が可能となり、検査品質の向上を図ることができる技術です。
登録番号:KK-250021-A
関連資料
製品の特長
- 電磁波レーダ方式を採用し、鉄筋はもちろん様々なシーンでの探査が可能
- 周波数帯域:700MHz~3500MHz(中心周波数:2100MHz)
- 深度レンジ:0~684㎜(比誘電率6.2のコンクリートにおいて)
- 測定深さ分解能:約1mm(浅・標準モード)、約2mm(深モード)
- 水平分解能:深度75mm未満で75mm以上の間隔を判別
- 水平方向距離分解能:2.5mm
- 走査距離測定精度:移動距離500mmの範囲で±2.5mm、500mm超で±0.5%
- かぶり厚さ測定精度:10~200㎜の範囲で±5mm
主な性能
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製品名
iRadar
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方式
電磁波レーダ方式
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周波数帯域
700MHz~3500MHz(中心周波数:2100MHz
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探査対象物
鉄筋・埋設管(鉄筋、塩ビ管、CD菅等)、空洞、ジャンカ等
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深度レンジ
0~684mm※比誘電率が6.2の時(コンクリートの材齢が数年経過した一般的な状態)
測定深さ分解能:浅モード・標準モード:約1mm、深モード:約2mm -
水平分解能
深度75mm未満にある探査対象物:75mm以上
深度75mm以上にある探査対象物:深度以上の間隔
※標準コンクリートでの実測値(深度:鉄筋のあき=1:0.2以上)
深度75mm時、鉄筋のあき15mmの鉄筋を判別可能
深度175mm時、鉄筋のあき40mmの鉄筋を判別可能 -
水平方向距離分解能
2.5mm
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走査距離測定性能
装置の最小読み取り数値:2.5mm以下
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走査距離の測定精度
移動距離500mmの範囲で±2.5mm、かつ500mmを超える場合は移動距離に対しての誤差は±0.5%
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かぶり厚さの測定精度
かぶり厚さが10~200mmの範囲で誤差が±5mm、
または電磁波伝播時間誤差が±0.1ns、200mmを超える場合は±10mm
表示モード:Bモード(垂直断面図)、BAモード(垂直断面図、反射波形表示)、Cモード(3Dデータの平面画像) -
画像処理(探査時)
リアルタイム自動表面波処理、リアルタイムマニュアル減算処理、浅部フィルター、バック処理(平均+自動感度、自動感度、平均、OFF)
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画像処理(非探査時)
ユーザー表面波処理、減算処理、マニュアル表面波処理、平均波処理、ピーク処理、原画再生処理、自動感度調整
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最大走査速度
約80cm/s速度超過 ブザーあり(探査モード設定「U倍速」時)
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制御機能図面マーカ
最大297点(99点×3グループ)、バッテリー容量表示、画面縦横切替表示、鉄筋検出アシスト機能
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データ保存機能
スマートフォン、タブレットPCの本体内蔵メモリにデータ保存
メモリ容量2GByte使用時に約150本のデータを保存可能(20mの探査データをバイナリ形式で保存時) -
使用温度管理
0~50℃(スマートフォンを除く)
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電源
専用バッテリー
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連続使用時間
7時間以上(バッテリー満充電時、弊社推奨スマートフォンの場合)
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防塵・防滴構造
IP54カテゴリー2 ※1※2※3
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対応OS
Android™4.2以上 ※4※5
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寸法
ハンドル装着時:149(W)×207(D)×134.5(H)mm(車輪を含む)
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ハンドル脱着時
149(W)×207(D)×74.5(H)mm(車輪を含む)
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質量
980g(バッテリー、ハンドル部を含む。スマートフォンを除く)
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部材厚信号レベル
NJJ-200と比較して、部材厚の信号レベルが約4倍に向上
※1:IP5Xとは、直径75μm以下の塵埃(じんあい)が入った装置内に本探査機を入れて8時間塵埃をかくはんさせ、取り出した時に探査機の機能を有し、かつ安全に維持することを意味します。
※2:IPX4とは、孔径0.5mmの穴が121個ある注水ノズルを使用し、約50cmの距離から10リットル/分の水を最低5分間注水する条件で、あらゆる方向からの水の飛まつによっても、探査機としての機能を有することを意味します。
※3:カテゴリー2とは、外気に対して、装置内部が負圧にならない状態で粉塵の侵入を防止する。
※4:Android™は、Google Inc.の商標または登録商標です。
※5:端末によってはご使用できない場合も御座います。詳細はお問い合わせください。