壁面・天井走行ロボット SPIRADER

電磁波レーダ搭載の吸引型の壁面・天井走行ロボット
天井走行ロボットのセンサー部としてADSPIRE01・NJJ-200(K)が選定され、東日本旅客鉄道株式会社と
株式会社オンガエンジニアリングが共同で開発した吸引型壁面・天井走行ロボットとなります。
すでに東日本旅客鉄道株式会社様の現場ではNJJ-200Kが搭載され運用が開始されています。
主な導入シーン
- ◆ 新幹線の大規模改修
- ◆ 高所作業の自動化
- ◆ 壁面の検査・補修
導入のメリット
吸引型で壁面を走行可能なロボットにより、高所作業の安全性向上

作業効率の改善

鉄筋位置・かぶり厚さを遠隔操作で測定可能

製品の特長
- 壁面走行型吸引ロボット
- 新幹線の大規模改修、高所作業の自動化、壁面の検査・補修に対応
- 吸引型で壁面を走行可能
- 高所作業の安全性向上
- 作業効率の改善
開発の背景と目的
2031年度より東北新幹線(東京~盛岡間)および上越新幹線(大宮~新潟間)の土木構造物を対象に、大規模改修を実施する計画としており、鉄筋コンクリート橋につい ては全延長に亘り、表面改修工を施工する方針としている。
最適な表面改修工計画策定を目的とし、鉄筋コンクリート橋を対象に、かぶり、水掛かりおよび中性化深さと鉄 筋腐食を起因とした変状との関係性について分析を実施した。
その結果、鉄筋腐食を起因とした変状はかぶりと水掛かりに因るところが大きく、それらを基に、表面改修工の最適な計画策定が可能となった。
そこで、効率的にかぶり測定を実施するために、壁面走行ロボットを活用したかぶり測定方法の機械化を検討した。
主な性能
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製品名
吸引型壁面走行ロボット SPIRADER
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サイズ
W555 × D390 × H143
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重量
19.3kg(iRadar ADSPIRE01含む)
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吸着方式
高速ターボ排気方式
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給電方式
電源用ケーブルにより外部電源(発動発電機)
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備考
・アプローチは高所作業車を使用
・安全設備(落下対策):耐荷重量800kg