鉄筋が双曲線になる理由

ハンディサーチの放射する電磁波は、側面から見た場合、左右対称に約40°~45°(約90°)に広がって放射しています。また、正面から見た場合は、装置の横幅とほぼ同じ幅で、少し膨らみをもって真下へ放射されています。

ハンディサーチは、埋設物の直上位置だけでなく、それよりも手前から埋設物の反射を捉えています。下図[D1]~[D3](装置位置)は、装置が鉄筋を横切る様子です。装置位置が[D1]のとき、装置と鉄筋間の反射波を装置の真下に描画します。そのときの電磁波伝搬時間は[T1]です。同様に[D2]は[T2]、[D3]は[T3]の反射波を装置の真下に描画します。[D1]~[D3]各々の電磁波伝搬時間(T)は異なり、結果、埋設物の位置が双曲線のような波形で表示されます。