ダブル筋の探査画像
コンクリート中のダブル筋の探査データ例です。
埋設物状況のイメージ図

測定データ

測定データの解析

解析のポイント
埋設物(鉄筋)のかぶり厚が深くなるにしたがって、山形波形は横に広がっていきます。
ダブル筋の場合「上端筋のリンギング(橙色の破線)と「下端筋(青色の線)」の判別に悩むケースが多いですが、山形波形の広がり具合に着目すると「上端筋(赤色の線)」、「上端筋のリンギング(橙色の破線)」、「下端筋(青色の線)」の判別がしやすくなります。


赤色の線と橙色の破線の山形の広がりは同じですが、青色の線は横に広がっているので、青色の線が下端筋と判断できます。
チドリ筋の探査画像
コンクリート中のチドリ筋の探査データ例です。
埋設物状況のイメージ図

測定データ

測定データの解析

解析のポイント
上端筋の直下に下端筋が配筋されているわけではないので、チドリ筋の方がダブル筋に比べると判断しやすいです。 埋設物のかぶり厚が深くなるほど「山形波形が横に広がる」という特性を理解すると下端筋の位置が判断しやすくなります。


赤色の線と青色の線の山形波形を比較することで、山形波形の広がり具合の違いがわかり、下端筋の判別がしやすくなります。
ジャンカの探査画像
ジャンカ模擬体(300×300×60㎜)を用いた際のジャンカの探査データ例です。
埋設物状況のイメージ図

測定データ

測定データの解析

解析のポイント


深い埋設物の探査画像
コンクリート中の高深度(かぶり厚さ400㎜以上)の埋設物の探査データ例です。
埋設物状況のイメージ図

測定データ

測定データの解析

解析のポイント
高深度の埋設物の反射波は、深度が浅い埋設物に比べて弱くなります。
そのため、高深度の埋設物を見逃さないためには、「感度」の調整が大事です。
「自動感度」にすることで、高深度の埋設物も見つけやすくなります。
さらに、表示レンジの「W(ワイド)を使用すると埋設物の位置が見つけやすくなります。
感度:A浅(Auto浅)


感度:自動感度


感度:自動感度

非金属の探査画像
コンクリート中の非金属管(塩ビ管)の探査データ例です。
埋設物状況のイメージ図

測定データ

測定データの解析

解析のポイント
非金属管(塩ビ管内部に配線(金属)がない場合)の反射波は左振れ(-)で表示されるので、BAモードで反射波の振れ方を確認するとわかりやすいです。

舗装厚の探査画像
アスファルト舗装厚の探査データ例です。
埋設物状況のイメージ図

測定データ

測定データの解析

解析のポイント
舗装厚を測定する際は、長い距離を測定した方が解析しやすくなります。
測定距離が短い


測定距離が長い

斜めの埋設管・曲がっている埋設管の探査画像(3D表示)
3D可視化ソフト(3D_MAKER200)を使用した際のコンクリート中の斜めに埋まっている鋼管、曲がっている塩ビ管の探査データ例です。
埋設物状況のイメージ図

測定データ
深さ0cm〜19cmの間の埋設状況のみ表示

深さ8cm〜16cmの間の埋設状況のみ表示

測定データの解析
深さ0cm〜19cmの間の埋設状況のみ表示

深さ8cm〜16cmの間の埋設状況のみ表示

解析のポイント
3D可視化ソフト(3D_MAKER200)を使用することで、斜めに埋まっている埋設物や曲がっている埋設物有無の判断がしやすくなります。
また、「スライス機能」を使用することで、深さ方向に応じて任意の範囲で3D表示ができるので、鉄筋の奥側の埋設物有無の確認もしやすくなります。
さらに、データ取得の範囲や本数を増やすことで、より鮮明な3Dデータを取得しやすいです。


